去年にやった、ヒューズの全交換。
意外と体感できる効果があったワケですが。
まあ、体感できるほどに劣化してたワケですが。
ということは、リレー類も相当な劣化ぶりかも?
リレーって、可動部分があるので、劣化はけっこう早いハズ。
なのに私のエボちん、リレーって一個も交換した記憶がない。
燃料ポンプのリレーなんか、そうとうヤバいかもね。
そう思ってしまうと、居ても立っても居られない。
無意識にモノタロウのページを開いてしまう。
ハっと我に返ったときには、すでに遅い。
すでに多数のリレーをポチり済み。
モノタロウが好んで使う、やる気ないド素人の集団みたいな宅配業者、SB●宅配がやっと持ってきたので、交換しましょう。
このS●S宅配を使うのをヤメてくれれば、モノタロウに文句はなくなるんですけどね~
リレー交換
前回のヒューズ交換と同じですが。
リレー類は、ほとんどが室内運転席足元と、エンジンルーム内のヒューズボックスにまとまってます。
ちなみにコレが、リレー配置表。
私のCT9AはRSなので、パワーウィンドウとか、ACCソケットとかはありません。
実際の配置はこう。
この中から、ヒーターリレー、デフォッガーリレー、ホーンリレーはスルー。
それ以外を交換します。
上の3点を省いたのは、「走りに関係ない+壊れてから交換でも問題ない」から。
あと、インタークーラースプレーのリレーですが、私はスプレーはタンクごと撤去してますので要りません。
さて、入れ替えるリレーのタイプですが。
ラジエターファン用の、MR301978
スターターのMR515994
を各1個づつ。
あとはすべて、MR538851になります。
(ヒーター+ディフォッガーのリレーはスルーするから)
ところがこのMR538851、最初は検索にヒットしませんでした。
・・ま、まさか・・廃盤・・・?・・
まあ廃盤は廃盤だったんですが、なぜか代替えされて、8627A008になってます。
なんか問題でもあったんでしょうか?私の車のMR538851達は、20年19万キロ頑張ってますが?
まあモノタロウでMR538851で検索すると、かってに8627A008のページに飛ぶんですが。
あとはサクサクと交換。
ちょっと固いですが、すべて指先だけで引っこ抜けます。
ちなみに、このタイプのリレーに向きは関係ないようです。
元のリレー達も、上下バラバラに刺さってました。
なんで向き、関係ないんでしょうね?
リレーの役目を考えると、向きは大事な気がしますが?
まあ、このあたりのリレー交換はヒューズといっしょ。
簡単すぎですね。
次はちょっぴり面倒だった、燃料ポンプのリレー交換。
燃料ポンプ&ACDポンプリレー交換
CT9Aの場合は、これらのリレー、およびレジスターは、同じステーにまとめて固定されてます。
赤い矢印が、ACD/AYCポンプリレー。
オレンジの矢印が、燃料ポンプリレー
青い矢印は、燃料ポンプリレー用のレジスター。
レジスターも劣化すると、内部抵抗値が設定値よりズレてしまいますので、交換が必要です。
*ちなみにその上の大きめの銀色のパーツ、Partsfanの展開図にも載ってない謎のパーツ。調べてみると、エクリプス用のインジェクターリレー用レジスターらしい。なぜCT9Aのパーツ表に無いのでしょう?ただ単に記載ミス?
*この記事を見て下さった方から、ご指摘を頂きました。Partsfanではリレー類は”エレクトロニクス”の項目に載ってますが、このレジスターは”エンジンコントロール”のページにありました。ありがとうございます!
最初に一番面倒そうな、燃料ポンプレジスターの交換から。
コレが新品のレジスター。
エボ8MRまでは共通で、MR481582。
エボ9では変更されてる。
裏側を見ると、2本のボルト穴がある。
これでステーの裏側から固定するらしい。
・・・裏側から?・・・嫌な予感しかしない
つまり、まずはステーを外す必要があるのですが。
矢印の2箇所の他に、下側にもう一箇所ボルトがあるのですが。
この下のボルト、手や工具を入れるスペースが取れません。
タワーバーを外して、バッテリーも外せばイケそうですが。
しかしこの日の私、そういう心の余裕が皆無。
さいわいにもこのステー、なんか板バネみたいな弾力がある材質。
上のボルト2本外してば、手でステーをグニャ~ンと曲げれる。
そこにラチェットレンチを無理くりねじ込んで、なんとかボルトの脱着に成功。
ちなみにカプラーのコードを遊ばせないよう、ご丁寧にハメ殺し風のストッパーまであった。
位置的にこのストッパーの解除は不可能だったので、得意のヒートカッターで焼き切りました。
ストッパーは新品のレジスターのコードにまた付属してますので、破棄してかまいません。
ちなみに新品のレジスターを取り付ける時は、完全に手探りでのボルトの取付になります。
ちっさいボルト2本を、真冬にかじかんだ指先で手探りで取り付け。
もしボルトを落としたら、エンジンルーム内のドコに落ちるか分からない・・・
外科医のような指さばきが要求されます。
小学校の理科の授業、カエルの解剖ではブラック・ジャックと呼ばれたこの私。
・・ええ、・・落としました・・・
が!なんと奇跡的に、落ちたボルトはどこにも引っ掛からず、きれいに地面へ。
こいつは年始から縁起が良い!
そのあとは、無事に取り付け。
つぎは燃料ポンプリレーとACD/AYCリレー。
こいつら。
MR514694
これはCT9Aでも、エボ7のみです。
8からは、カプラー形状の違う別物。
ちなみに、昔はこのリレーを加工して直結にするチューン(?)が流行りました。
もしくは完全に撤去してバッ直で駆動するとか。
いまだにバッ直用のハーネスキット売られてるみたいですが。
リレーの切り替わり時の、アクセルレスポンスの遅れを解消するためって、ことですけど。
うーん・・どうなんだろ? 街乗りする車輌には、ヤメといた方がいいと思いますけどね。
MR282656
コレも7専用。
8からはカプラー形状の違う別物。
ACD/AYCポンプ用のリレー。
ACD/AYCがエラーになった場合、このリレーの故障の場合もあります。
高額なポンプ交換に突撃する前に、一回はリレーを替えて様子を見ましょう。
当時はリレーの存在がいまいち知られてなく、いきなりポンプ交換に特攻するショップがけっこうありました。
さて、コイツらの交換はカンタンです。
こんな感じで、ブラケットを介してステーにボルト1本でとまってるだけなので。
外してカプラー抜いて、入れ替えるだけなんですが。
この2つ、それぞれ違う形状のカプラー。
しかも、この車の他のパーツでは見かけない形状のカプラー。
新品の方をじっくり見て、どんな爪で固定されてるかチェック。
まずは燃料ポンプリレー。
爪の解除はここ
この小さな穴の中を、画像のようなモノで押し込むとロックが解除。
なんでこんな繊細な造りなんでしょうか?
そしてACD/AYCリレー。
画像を取り忘れましたが、カプラーではなく、リレー本体サイドからアームのような長い爪が2本出てます。
ところが、ハーネスに余裕がまったくありません。
両側の長いツメを2つ同時にオープンという、両手の指先を使う作業ができるほど、引っ張り出せません。
今日の私は、とっても短気。
マイナスドライバーで、ツメを両方とも破壊。
口笛を吹きながら、壊したリレーを余裕で撤去。
あとは新品の方を取り付けてオシマイ。
この辺の電子系・電装系の小物って、トラブルが出ないかぎりは交換することは無いですけど。
さすがに20歳の高齢カーには、効果的なリフレッシュになります。
燃料が足りてないっぽいって感じた時に、まずはポンプを交換したくなりますが。
でも、この辺りがヘタってると意味ないですからね。
さて、交換後に体感できるような効果はあったでしょうか?
今回は、どんなプラシーボを味あわせてくれるのか?
まず、セルの回り方が少しだけ力強くなりました。
真冬で気温が2℃とかになって、ちょっとバッテリーがキテるかな~と思ってたんですが。
なんか前よりも元気にセルが回ってます。
それと漠然とした言い方になりますが、なんか車がキビキビした動きに戻ってる。
なんだろ?アクセルレスポンスが上がってる?
そしてこれが一番、驚いたのですが。
ACDの動きが違うんですよ。
なんかACDの動作レスポンスが上がってる感じ。
私の車はフロント、リア、共に機械式LSDが入ってるので、ACDの動きによって、かなりハンドリングが影響を受けます。
なんかこんなに変わると、一度交換してからも相当経ってるポンプにトドメさすんじゃないかと、心配になってくるくらい。
以前にメーカーの人がよく言ってた、現代の車は電気で走ってるってのを実感しました。
高額なんでやる気はないですが、ハーネスを全部引き直すとスゴいことになりそうですね。