ある日、エンジンチェックランプ(警告灯)が、点灯しました。
いつ見ても、イヤ~な気分になりますね。
「今度はなんだよ・・・」思わず、独り言が出ちゃいます。
ランプは点いてるのですが、特に異常もなく走れています。
その時点で、あまり致命的ではないセンサーか何かの、電子部品系の故障だろうな、と分かります。
後日ディーラーでMUT-2(診断機)にかけると、「EGRバルブ系の異常」と診断されました。
EGRは、2000年前後の市販車から搭載され始めた排ガス規制対策の機構ですが、それ以外にも燃費のコントロールなどにもかかわってきます。
RB26DETT、2JZ、3S-GT、SR20DET、13B-REW、当時の国産スポーツエンジンのほとんどを生産中止に追い込んだ規制後でも、CT9Aから搭載されたこのEGRによって、4G63は生き残りました。
規制クリアしたのは、EGRのおかげだけではありませんが、このシステムが無ければ、他のエンジンと運命を共にしてたはず。
エボの場合は、排気経路と吸気経路を配管でつないで、2つのバルブで流入量をコントロールされています。
そのうちの一つ、EGRバルブはE/Gルーム内にあるので交換は簡単なのですが、今回故障したEGRソレノイドバルブは、かなり厄介な場所に付いてるので困りました。
インマニの下辺りで、リフトアップして下から覗き込まないと見えない位置にあります。
しかも、フロントパイプやスタビライザー、プロペラシャフトなど、ジャマなものが多くて、手がうまく入りません。
作業をお願いしたディーラーでも、エンジン降ろさないとムリかも?なんて、最初は言われましたが、なんとかなったようです。
パーツナンバーは、MR204853
EGRソレノイドバルブ交換後ですが、ECUの再学習をした方がよさそうです。
バルブ故障で、吸気側へのリターンがうまくいってなかった状態で学習してれば、エアフロ計測後とのズレが大きくなってるでしょうから。
じっさい交換後しばらくは、失火のような燃焼異常の症状が頻発しました。まあ、バルブ故障時とは流入吸気の量も質も変わってしまっているので、当然といえば当然ですね。
私は面倒だったのでそのまま乗り続けていたら、そのうち学習して収まりましたが。
ただ、ずっと後になって悩まされたPCVバルブ故障の際に思いましたが、この時に出てた不調、今にして思えばPCVバルブ故障につながるモノがあります。
どちらも、エアフロ計測値と、じっさいの吸気量の誤差から来る不調ですから。
*PCVバルブの記事はコチラ