メーターパネル電球交換

ランサーエボリューションって、CT9Aからメーターパネルの照明が、常時点灯式になったんですが。

いつも点きっぱだからか、これがまたよく切れる。

たしか、最初の2万キロも走んないうちに、電球4個ぐらいは切れましたもんね。

その後も替えていくそばから、順調に他の電球が切れていく。

走行距離で7万キロくらいまでは、ほんとよく切れましたよ。

今思うと、常時点灯式とはいえ、いくらなんでもパネル電球切れすぎでした。

ところがなぜか、7万キロを超えたあたりから切れなくなった。

これって、ひょっとして、初期のロットの電球の品質に問題あったんじゃ?

まあ真偽は分かりませんが。

その後10年くらいは、バルブ切れ起きてなかったんですけど。

4,5年前から、ポツポツと切れ出しました。

最初はトリップメーターの部分のバルブ。

そしてサイドブレーキのインジケーターの部分。

ヘッドライトONのインジケーター。

ハイビームのインジケーター。

スピードとタコの中間あたりのイルミ。

シートベルトの警告灯。

この辺りが、ただいま不灯中。

ま、さほど不便も感じないし、走行性能には関係ないので、例によって完全放置してました。

E/Gチェックランプが点灯してるのは御愛嬌。この画像だと、不点灯部分が分かりにくいですね。

ようやく電球も替える気になったので、また気が変わらないうちにブツを発注しました。

発注先はモノタロウ。

ブツはスタンレーの汎用品。

この作業、十数年ぶりになります。

メーターパネルの外し方とかはともかく、必要な電球のタイプとか全然覚えてなかった。

以前は、ディーラーで三菱純正品を買ってたんで、電球のタイプを意識してなかったんですよ。

ちなみに使用するバルブは、純正と同じハロゲン球。LEDバルブは使いません。

私はLEDバルブの使用には、とっても慎重派です。

このCT9Aのように、LEDバルブの使用を想定してない古い設計には、どこかに落とし穴があるのが普通。

LEDバルブは電球の一種と勘違いしてる人が多いですが、LEDバルブは回路です。

純正でハマってたハロゲン球と、ほぼ同じ消費電力と抵抗値に回路が設計されてればいいですが、ネットで売ってる大半の製品はそんなコトはまったく考慮されてないでしょう。

LEDバルブと差し替えても問題ない場所と、問題が発生する場所があるので、安易なLED化には慎重になった方がいいです。

CT9Aだと、ハイマウントストップランプが問題ある場所で知られてます。

あと、市場に出てる製品は、ほぼチャイナ製。

同じ製品でも発光にバラツキがあったりします。

おまけにLEDのくせに、やたらと短命なモノが多い。

ネットのクチコミ見ると、2,3ヶ月で切れた、なんて書き込みが多い。

そしてココがいちばん大事なんですが、単純に眩しすぎるモノが多い。

メーターパネルの光が視界に入りすぎるモノとか、夜間に眩しすぎるモノはドライビングの妨げになります。

メーターパネルなんて、ちょっと薄暗いくらいでちょうどイイんですよ。

み◯カラなんかでも、猫も杓子もメーターパネルの照明をLED化してますが。

そして「ちょっと眩しいけど、まあすぐ慣れるでしょう」なんて言っちゃってますが。

夜間なんかだと、その「慣れた」分だけ、視界の歩行者なんかが見えなくなるのが、人間の目の構造。

メーターパネルをギラギラ光らせて喜んでるのなんて、たぶん日本人と一部のアメリカ人だけだと思いますよ。

ヨーロッパ人はたぶんしない。

なんせ車内にカップホルダー付けることすら、イヤがる人たちですから。

ドライビングに集中できなくなるって理由でね。

ダラダラとLEDアンチなコト、書いちゃいましたが。

最近の風潮は、なんでもかんでもLED化ってカンジなんで、何も考えないで安易にLED化するのは危険な場合があるよ、ってコトを言いたかっただけです。

メーターパネルの電球交換のやり方

まずはブツの仕入れですが。

CT9Aのメーターパネルに使用されてる電球、全部で21個もあります。

ただし、私の7RSは、そのうちの5個は使用されてない。

こんなカンジで、最初から入ってません。

で、残りの16個。

純正ではこんなカンジ。

81299のBタイプ、Dタイプ、Fタイプの3種類。

ちなみに、DとFは同じ形状の電球。

T4.7と呼ばれるタイプです。

DのT4.7だけ、ブルーキャップが被せてあります。

ついでに各電球の部品番号と詳細を載せときます。

これはメーターパネルのメインの照明。3つ使用されてます。

純正はホワイトキャップ付き。

たぶん剥き出しだと、眩しすぎるんでしょう。

これはすべてのインジケーター、警告灯用。

フルだと18個使います。

汎用品のT4.7と同形状。カラーキャップは無しです。

これはトリップメーター用。

同じくT4.7ですが、ブルーキャップ付き。

エボⅧの途中から、トリップメーターの照明だけ、なぜかT5に変更になってますね。

純正部品番号からだと、3種類の電球が使われてますが、実際は2種類だけ。

そしてソケット/台座は、すべてT4.7規格です。

つまり、カラーキャップさえ別に購入すれば、すべての電球に汎用品のT4.7が使えます。

じっさいのところ、純正で購入すると高すぎるんですよ。

総額で9000円を超えます。

でもT4.7の汎用品とカラーキャップでは、3000円もあればお釣りがきます。

ただ一つ注意点が。

メーターパネルのメインの照明、81299のFタイプ、コレは純正はちょっと特殊なタイプ。

わたくし、このテのミニチュア電球にまったく詳しくないので、ちょっとよくわからないんですが、このFタイプ、台座はT4.7なのに、嵌まってる電球は大きいんですよ。

ぜんぜんサイズ違うでしょ?

左が純正。右が汎用のT4.7。

これだと光度もかなり違うんじゃ?

この純正の電球、例えるなら1.6Lのボディに、3LのV6エンジン積んだみたいな組み合わせの電球、汎用で売ってるんでしょうか?

バルブ部分だけ見ると、T6.5ぐらいに見えますが、T6.5だと台座はもっと大きいはず。

それとも、バルブ部分だけは互換性があるのでしょうか?

これだと、汎用のT4.7使うんだったら、純正で使われてるホワイトキャップは使用しないで、剥き出しのままで使用した方がイイかもしれません。

コレが購入したスタンレーの汎用品。

10個入りを2ケース。

もうね、ネットでハロゲン球を買おうとしても、検索に出てくるのはLEDばっかでマイりました。

近い内に、ハロゲン球は市場から消えてしまいそう。

では、いよいよ交換作業を。

まずはメーターパネルを取り外さなきゃなりません。

外し方ですが、

まずはベゼルを外す。

この2箇所で、下側からタップネジで止まってます。

ちなみに内装周辺で多用されてる、このテのタップネジ。

作業時の力加減には要注意です。

ボルトと違って、ネジこむ先があまり強度のないモノに使うのが、タップネジです。

締める時はもちろんですが、緩める時もソッとやらないと、ネジ穴側の方がカンタンに破損することあります。

まして25年選手のクルマ、樹脂類は劣化が進んでます。

まあ、わたしはすでに2箇所ほど壊してますからね。

壊してもプラリペアなどで復旧はできますが、場所にもよります。

*プラリペアの記事は→こちら

このネジをはずすと、下側はクリップ形状でハマってるだけですので、引き出してやればベゼルは外せます。

次にメーターパネルですが、その前にこちらを外す必要があります。

3箇所のはめ込み式なので、手でクイっと引っ張ってやれば外せます。

完全に外す必要はありません。ちょっと浮かすぐらいで大丈夫。

そうしとかないと、メーターパネルを外す時に引っ掛かるんですよ。

毎度おなじみ、CT9A劇場です。

ようやくメーターパネル本体の取り外し。

この3箇所のタップネジ。

ちなみにこのネジ、けっこうユルユルになってました。

どうもメーター周りからビビリ音がするなとは思ってましたが、これが原因だったか。

ネジを外したら、メーターパネルは手前に取り出せます。

この画像では下側から外してますが、じっさいはこの後に上側からカプラーを外す作業があります。

こいつら。白いのと青いの。

両方とも配線の余裕が無いのと、カプラーのツメが上側にあるので、パネルの上からしか作業できません。

さらにカプラーがぺちゃんこ形状で指で掴みにくいうえ、ちょっと固めなので少しイラつかされます。

このカプラー2つをハズせば、メーターパネルは完全にフリー。

ちなみにカプラー外す前に、バッテリーのマイナスは外しといた方がイイです。

たしかこのメーターパネルは、キーオフでも常時電源が通ってるタイプだったはず。

まあまあ汚れてたので、キレイにしました。

こういうひと手間が、DIYの醍醐味ですね。

ディーラーやショップだと、まずやってくれません。

そして肝心の基板側。

絶縁パネルみたいなのがありますが、ただ複数のピンにハマってるだけなので、かんたんに外せます。

これが基盤。

黄色の矢印が、全部照明用のバルブ。

ここから差し替え可能な作りになってます。

基盤には実装部品が多数ありますので、くれぐれも破損や濡らしたりしないように。

たしか充電制御用の回路も、この基板上にあったはず。

まずはメインの照明用の電球を交換。

T4.7の台座は、マイナスドライバーで回せます。

ハロゲンだから極性はありませんので、基板上の電極の位置だけ気をつけてしっかりハメるだけ。

汎用品の場合、台座のサイズがわずかにムラがあるので、回す時にキツい場合があります。

そうすると回し切ってなくて、ハンパに止まったままになったりします。

ちゃんと右側に止まるまで、しっかり回し切ってください。

トリップメーター用のT4.7。

ブルーキャップを被せます。

ここを違う色にして、ちょっと遊ぶのもアリですね。

全部の電球、交換完了。

あとは元に戻すだけ。

さて、仕上がりはいかがなモノか?

おお!サイドブレーキと、シートベルトのインジケーターが点灯してる!

こいつら見るの、何年ぶりだろ?

夜に走れば、他にもヘッドライトや、ハイビームのインジケーターも見れるのか。

っていうか、そんだけバルブ切れがあったのに、何年も放置してる方がどうかしてますよね?

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