ACDフルード交換

ランエボ乗りっていうか、昔から三菱乗りの方だったら、知らない人はいない会社。

Test & Service =(株)テストアンドサービス

三菱自動車のレース活動を支えてきた、レース整備およびレーシングパーツの開発会社。

ラリーアート製品の開発もココですので、ラリーアートはもはやこの会社の商品ブランドと言ってもいいかも?

ちなみにわたし全然知らなかったんですが。

もう10年も前から、テストアンドサービス(以下略T&S)さんでは一般整備の受け付けもしてたんですね。

以前は三菱と、その他には何か三菱とコネがある競技屋さんしか受けてなかったはず。

パンピー(死語)は、まったくお呼びじゃなかったハズ。

お会いしたマネージャーさんに事情を伺ってみると。

WRCを始め三菱がレース活動を停止してしまってから時間に空きが出来たので、一般整備も受けることになったとか。

これはうれしいニュース。って、NEWじゃないのか。

ちまたのチューニングショップで痛い目に遭いつつ、ディーラーの技術不足にも泣かされてきたわたくし。

自分で車イジるようになったのもそういった理由から。

しかし今度からは、こちらにいろいろお世話になりたい。

三菱のレース活動を支えてきた、本物のプロ集団ですからね。

ちょっと家から遠いけど、ぜんぜん通っちゃいます。

というワケで初T&S。

最初にお願いするのは、ACDフルードの交換作業。

これはDIYではムリ。

ACDポンプを強制駆動させるMUTが無いですからね。

ショップでも、エボ専門店とかじゃないかぎりは持ってないです。

*ちなみにこの記事から数年後、ACDポンプがお亡くなりになりました。

その際のポンプの修理/オーバーホールの記事はこちら

ACDフルード交換作業

はるばるやってきました。

横浜からだったら遠くないんですけどね。

いまの住居からだと2時間はかかる。

じつはACDフルードって、まったく放置だったんですよ。

4万キロ超えたあたりで一度ACDポンプが死亡。新品交換してるんですが。

交換したのはその時だけ。

その後にフルード交換はおろか、エア抜きすらろくにした覚えがない。

センターデフのフリクションプレートに直接触れるワケじゃないし、ただのATFフルードですからそれほど劣化するワケでもないだろうとタカをくくってました。

そしてある日、トランク内のリザーバータンクをちゃんと見たら、容量がMINを下回ってる!

しかも以前は赤かったハズの色が、なんか熟成し過ぎたポートワインみたい。

いまさらですが交換ですね。

交換

熟練のメカニックさん達がテキパキ作業してくれてます。

わたしはこの間にマネージャーさんとおしゃべり。

ランエボ

じつはこの日はかなり不安があった。

それは作業始まってからすぐに、作業中止になるんじゃないかと。

それはじつはACDポンプが故障してて、フルード排出が出来ないってオチがくるんじゃないかと恐れてました。

通常はポンプが機能停止すると、車内のACDインジケーターが全点灯して教えてくれますが。

たまにインジケーターに異常がなく、ポンプ故障に気づかないまま乗ってるケースもあるとか。

しかも私はいちどポンプ死亡を経験してます。最初はたった4万キロちょいで壊れたのに、交換後に14万キロは乗ってますからね。

ビクビクしながら待ってましたが。

どうやらポンプは正常に動いてるそうです。

エア抜きもふくめて、40分かからず作業は終了。

CT9A

しっかりMAXまで入ってます。

配管からの漏れもなかったそう。なぜ減ったんでしょうね。

ちなみに今回の作業で、他の問題点が見つかりました。

ミッションケースの境目から、かるくオイル漏れしてるのは知ってましたが。

プロペラシャフト前後、トランスファー側とリアデフ側の両側から見過ごせない量のオイル漏れ。

この両端のシールって、過去に一度交換してますが、またダメになったようです。

あと、ミッションケースのドライブシャフト部からもオイル漏れ。

ここなんか、過去に2回は交換してますね。やはり劣化がはやい。

このドラシャのオイルシールは5万キロはもたないカンジです。

つぎはこの辺の作業をお願いしなきゃですね。

ランエボ

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