エンジンオーバーホール・・・ではありません。
”ケミカル” エンジンオーバーホール。
薬品ですよ。
ヤクのチカラに頼っちゃうんですよ。
ホントは早く、リアルのエンジンOHやりたいとは思ってますが。
なんせ20万キロオーバーですから。
でもねえ、エンジン普通に調子いいし。
小手先のワザで、もうちょい延命します。
以前に試して、その効果にたいへんビックリだったケミカル。
ニューテックのNC-121。
ワコーズRECSのニューテック版。
当時のNC-121の記事はコチラ
アレをまたやろうかな、って思ってたんですが。
ついでにNC-221も効果高かったんで、いっしょに入れようと。
NC-221の記事はコチラ
そしたら、この2つにあと2品、足したパッケージが出てるんですよね。
だったら、このパッケージで試してみるかと。
その名も、NUTEC・ECO プログラム。
これ
|
今回はこのニューテック・エコ・プログラムの施工ネタ。
NUTEC・エコプログラムキット
このパッケージキット、
スロットルバルブからバルブまでの吸気系のカーボン除去用の、NC-121
燃料ポンプフィルターからインジェクターまでの燃料系のガム質除去と、燃焼室のカーボン除去用の、NC-221。
エンジン内部、オイルラインのカーボンスラッジ溶解除去用の、NC-910。
クリーニング後のエンジン内部の金属表面トリートメント用の、NC-83
が、セットになってます。
この中で初めて試すのが、NC-910。
これって、超遅効性のフラッシング剤なんです。
普通はフラッシング剤って、入れたらしばらくアイドリングさせて、その後にすぐ抜くってのが普通ですが。
これはエンジンに追加後、最低1000kmは通常走行。
走りながら、熱と負荷で化学反応促進させて、オイルスラッジ溶解させるって製品。
エンジンブロックのオイルラインとかをクリーニングするらしい。
一応このパッケージも、店舗施工専用品なんですが、施工そのものはDIY可。
マニュアルの順番だと、NC-221、NC-121,NC-910の順にクリーニングしていくことになってますが。
そんなの無視して、一番時間が掛かる、NC-910を先にエンジンにブッ込みます。
なんせ1000km、じっさいに走らなきゃなりませんからね。
マニュアルだと、一度エンジンオイルを全交換してからNC-910を入れる、とありますが。
これは古いオイルでは洗浄効果が落ちる、ということよりも、おそらくオイルの性能劣化を恐れての指示だと思います。
NC-910は、潤滑性能は保持してるそうですが、おそらくコレを混ぜることでオイルの耐熱性、耐圧性がかなり落ちるのではないでしょうか?
マニュアルにも、注入後は3000回転以上は回すな、だとか、負荷は掛けるな、だとか書かれてますから、一度新油を推奨するのは、性能低下分をなるべく抑えたいからでしょう。
もしくは、NC-121の成分がオイルに混ざるからとか?
NC-121の成分、効きがとにかく強力です。オイルに混ざってしまうと油膜保持的にマズイのかも?
私はオイル代がもったいない(だって4.5Lで16000円以上ですよ?)のと、もとのオイルの使用距離がまだ2000キロほどだったので、交換せずにそのままNC-910をぶち込みました。
NUTE・NC-41(10W-50)は2000キロ程度では、劣化はまったくしませんから。
NC-121の施工は、1000km走った後、オイル交換直前に行うことにします。
それと同時に、ガソリン満タンの際にNC-221も投入。
エボの50Lタンクですと、満タン時にNC-221(250ml)を160cc
次にガソリンが半分くらいの時に、残りの90ccを入れてガソリン満タンにすれば、ちょうどいい。
あとはブースト掛けないように走るだけ。
私はブーストメーターを見ながら、負圧領域の数値がなるべく多くなるようアクセルを加減しながら走りました。
負荷の掛かる、長い登りなんかは極力アクセル抜く、とかね。
傾斜の多い中央高速なんかだと、たとえば談合坂付近の長~い登りでは、ひたすらゆずり車線をタラタラ走ったり。
中央高速道路の東京ー神奈川区間は、ゆずり車線を追い越し車線と勘違いしてる民度の低いおバカさんが多いので、けっこうアオられましたが、ルームミラー+すれ違い時に窓からジッと見つめてあげたら、問題はありませんでした。
わたくし、鏡を見た時なんか、自分でもビビっちゃうほど目つき悪いので。
なんとか1000キロのノルマがこなせそうになったので、オイル交換前に、NC-121を施工します。
これの施工手順は、以前にもアゲましたので省略。
ただ今回ですが、別でモノタロウからシリコンチューブの3mを購入しときました。
付属の2mのチューブだと、かなりギリというか余裕がなかったので。
ちなみに私はさいわい問題ないんですが、このNC-121の施工って人によっては、施工場所に困るかも知れませんね。
施行中に10分くらいとか、空ぶかしをしなきゃならないんですが、住宅地では大迷惑。
人目が気になる場所ではムリですね。
NC-121施行後、溶解してエンジン内に落ちたカーボンスラッジを、NC-910が洗い落としてくれたかな?ってタイミングで、オイル交換。
普段よりも時間を掛けて、古オイルの排出を行います。
このガレージ、時間いくらでレンタルできるんですが、じつは私の職場の敷地内にあります。
半地下型を含めて、計6ピットあるんですが。
すごく恵まれた職場環境なのは感謝なんですが、なんせ職場には2万人以上の人が居る。
そして、その内の少なくとも30%以上は、自分で何でもやっちゃうタイプの人達なんで、いつも満員御礼。
ピットの空きを押さえるのが結構たいへん。予約不可の早いもの勝ちシステムだし。
普段よりじっくり時間をかけて、フラッシング剤の入った古オイルを排出。
そしていつもの、NUTEC・NC41で満たす。
いつも言ってることですけど、私のエボのエンジンが20万キロオーバーのノンOHでもやたらとスムーズに回ってるのは、まちがいなくこのオイルのおかげ。
さて、NC-910でのフラッシングの効果の体感度はいかほど?
さすがに1000kmも走らされたので、プラシーボが持続せずに消滅、プラス、元々がやたらとスムーズに回ってるエンジンだったので、体感度はあまり無い。
ただ、アイドリング時の振動がさらに下がったような?
周りが騒がしいところで停車してると、一瞬エンジンが掛かってんのか分からなくなる時がある。それくらいエンジンの振動が少ない。
とりあえず金属表面のオイルが新オイルに入れ替わるまで、しばらく走行。
そして仕上げの一品、NC-83・金属表面トリートメントを注入。
コレって昔からある、「ミリテック」みたいなものでしょうか?
NASA開発とか、なんとかの?
これは効果の性質上、おそらく体感は無い、と踏んでましたが、やっぱり体感度ゼロ。
おそらく後にオイル消費量の減少とかで、じんわりと効果が分かってくるのを期待。
途中で1000km以上を走んなきゃならなかったので、全工程を終了するまで時間が掛かった、ニューテックのエコ・プログラム。
ようやく施工完了です。
私は2,3年前に一度、NC-121とNC-221は施工済みで、その際に絶大な効果を体感済み。
その際にスロットル周辺とか、燃料ラインはかなりクリーニングされてたと思えます。
なので今回は前回のような、極端な体感度は無かったのですが。
例えば10万キロオーバーで、これまで一度もこの手のケミカルを試してみたこと無かったのなら、是非試してみることをオススメします。
さて、新年に向けてクリーニングも完了したところで、早くも次のトラブルのサインが・・・
じつは数ヶ月前から、たまに点灯してたエンジンチェックランプ、だんだんと常時点灯状態に・・・
原因はすでに判明しておりますので、作業に向けて部品を物色中。
物色というのは、作業の手順上ジャマになるパーツを外す際、リフレッシュでそれらを新品に交換したいのですが。
なのに、いくつかの部品が廃番、ないしは欠品ですぐに入手できない。
仕方ないので、他車部品か汎用品で代用する必要があるため、適合するか調べながら購入中。
詳しくは次回の記事で。