まったく更新のネタがないまま、放置のこのサイト・・・
通常のメンテナンスしかやってないですからね~
大きなトラブルも特に無いし~
そこで今回は小ネタ。
最近出始めたクラッチペダルからの異音ネタでも。
ペダルを踏むと出る、あの音ですよ。
「ギギィ~ギギィ~」ってヤツ
クラッチ周りからの異音は3種類ある
小ネタと書きましたが。
実はクラッチ踏んだ時に出る異音って、場合によってはかなりヤバい時も。
3種類ってザックリ分けましたけど。
1つ目は、クラッチ本体側のトラブル
主にレリーズベアリングの動作不良。まあグリス切れですね。
またはミッション側のパイロットベアリング(ブッシュ)劣化。
クラッチ交換の際、レリーズベアリングは必ず交換されます。
しかしパイロットベアリングは放置の場合がほとんど。
走行距離の進んだCT9Aランエボ、パイロットベアリングも摩耗が発生してるはず。
ここが摩耗すると、ミッション側とエンジン側の接続にセンター出しがキチンと出来ない。
よってクラッチの動作に余計な負荷が掛かり、動作不良の末に破損に繋がります。
もし異音の原因が上記のどれかだったら、クラッチ降ろしての作業になるので大出費。
ちなみに異音の出方で、ある程度予測付きます。
音が室内からよりもエンジンルームから出てる場合。
音だけでなく、ペダルのタッチに引っかかりを感じる場合。
踏み込んだ後に戻してつなげる時に、つながり始めの位置が一定じゃないように感じる場合。
そんな時は、残念なお知らせです。ある程度の出費を覚悟してください。
2つ目の場合
クラッチマスターシリンダーの劣化、破損。
じつはCT9Aの一部には、クラッチマスターシリンダーのリコールが以前に出てました。
たとえリコール対象ではなくても、年式的に交換推奨ではありますけど。
クラッチマスターが劣化しても、必ずしも異音が出るわけではありませんが。
でも私の場合は、前回の交換時には異音が出てました。
「ギギィ~」ではなく、「キョコッキョコッ」って感じの。
この場合は異音だけでなく、クラッチがちゃんと動作しなくなるので当然交換です。
さいわいパーツ代、作業工賃とも高額ではありません。
3つ目の場合
実はこちらも、重症のケースと何でも無いケースがあります。
まず悪いお知らせから。
これらは実際に私が、CE9Aエボ2で経験したことですが。
初期エボって、弱い部分がかなりあったんですが、クラッチ周りも弱くて有名。
別記事でも書きましたが、レリーズシリンダーがすぐ逝くとかね。
そしてクラッチペダルを支えるブラケット、これが脆い。
変形したり割れたりする。
競技系ショップからは、補強溶接した強化品が出てたくらい。
そしてブラケットを補強すると、今度はブラケットが取り付いてるバルクヘッドが割れたりする。
ここの溶接補強は、10万円ぐらい取られた覚えがあります。
エボ4以降で、クラッチの動作方式がプル式に変更になってからは改善されたようです。
ジムカーナやダートラの競技以外でバルクヘッドが抜ける、ってのはさすがに聞かなくなりました。
でもブラケットの変形や破損、今でも時々あるようです。
これらのトラブルの場合、運転中でもある程度見分けがつきます。
クラッチペダルの先端をつま先で踏んで、ゆっくり奥までストロークさせる。
ブラケットに問題があれば、ペダルがストロークする軌跡が左右どちらかに歪む。
もしくは、ペダルを踏んでなくてもペダルが斜めになってる。
この場合はブラケットの交換です。
まあ、ブラケットは中古品も数多く出回ってますし、交換作業も高額ではないです。
そして良いお知らせ。
まあ長々と書きましたが、今回はコレだったんですけども。
ただ単にペダル周りのグリス切れ。
というか、前回にディーラーでクラッチマスターシリンダーを交換した際、ちゃんとグリスが塗られてなかったっぽい。
だって今回グリスアップしようとしたら、最初から塗られた痕跡がなかったから。
クラッチペダル周りのグリスアップ
まあ記事にするまでもない、内容ですが。
運転席下に潜り込んでペダルとブラケットを観察すれば、どこら辺に塗ればいいかは一目瞭然。
まずはブラケットに変形や亀裂がないか確認。
大丈夫でしたら、ペダルがストロークした時の可動部分にグリスをブチュッと。
使用するグリスのタイプですが。
私は面倒だったので、工具箱に入ってた極圧用のモリブデングリス使っちゃいましたが。
ほんとうはシリコングリスの方がいいです。
あと場所が場所なので、スプレータイプの方を使いたいところですが。
スプレータイプって、保ちが悪いんですよね。
あとココ。ここは基本的にはグリスアップしない方がいいんですが。
やるとしたら、シリコンラバーグリスの一択。
以上で作業終わり。
ペダルの動きがかなりスムーズになったようです。