MAPセンサー交換で、めでたく終焉を迎えた(かと思われた)謎のストール(息つき)現象。
再発しました!!
もう信じられない・・・・・ また?
MAPセンサー交換後は、何事もなく平穏で過激なエボの加速を楽しんでいましたよ。
そして約1ヶ月半ぐらいたった、ある昼下がりの信号待ち・・
「ブル、ブルンブルン」
あれ?今、アイドリングが少しハンチングしたような?
信号が青になって、ワザとガバッとアクセルを踏み込んでみます。
「ドンッ」
見事、ストール(息つき)が再発しました。
なんで・・なんで?
なんで一ヶ月以上も、治ったフリしてたんだよっ!
ただ、症状自体は以前までとは少し違ってます。
なんというか、息つきの仕方が軽めというか?
やはりMAPセンサーもスロポジセンサーも、それなりにヘタってたんでしょうけど、これまではいろんな要因が絡み合ってて、症状の出方が絞れない部分がありました。
今回のアイドリングのハンチングをじっと観察してると、ハンチングが一定リズムに近いことに気づきました。
「これって、燃料ポンプの脈動じゃない?」
MAPセンサーを疑ったあたりから、息つきが点火系ではなく、燃料系が原因だと思っていましたが、センサーの誤信号で燃料が適正値で吹けてない、と思っていました。
でも、ひょっとしてレギュレーター周辺の不良、もしくは燃料ポンプそのもののヘタリで、燃圧がきちんと掛かってないとしたら?
さっそく燃圧レギュレーターから手を付けてみます。
燃圧レギュレーター交換手順
まずはレギュレーターからです。ダメなら、燃圧(フューエルプレッシャー)レギュレーターのソレノイドバルブも交換します。どっちかというと、ソレノイドバルブの方がより疑わしいのですが・・(走行開始から20分以上経たないと症状が出ないため)
燃料系を触る時は、まずガソリンタンクからエンジンまでの内部に掛かってる圧力を抜くことから始まります。
これを忘れると、配管やパーツを外した瞬間、ガソリンが吹き出て大惨事になります。
内圧の抜き方はかんたんです。
燃料(フューエル)ポンプを作動できなくした状態で、エンジンを掛けることで出来ます。
燃料ポンプにヒューズが設定されてる車種なら、そのヒューズを抜くだけです。
でも残念ながらCT9Aには燃料ポンプヒューズはありません。
三菱の整備書では、ポンプのカプラーを抜いてから作業することが指示されてます。
なんかポンプリレーのカプラー抜いたほうが手軽な気がしますが、まあ今回は整備書に従います。
先代のCP9A(エボ5~6)と違って、CT9Aはリアシートのクッションを外すだけでアプローチできるのは助かります。
シート下にリング状のパーツが2箇所ありますから、それを左右それぞれ引っ張れば簡単にシートクッションは外れます。
シートクッションを外すと、黒いカバーの付いたサービスホールが2つ見えます。
燃料ポンプは助手席側です。+ドライバーでネジ4つを外してカバーを取ります。
赤矢印がポンプ電源のコネクターのカプラーです。これを外します。
そしたら、給油口も開けて内圧を逃します。
あとはエンジンをスタートして、エンストさせれば終了です。エンストというか、燃圧が掛かってないので、エンジンは掛からないですが。
あとはカプラーを戻して、カバー、シートクッションも取り付けておきます。もう用は無いですから。
今回交換するのはコイツ、燃圧(フューエルプレッシャー)レギュレーターです。
真犯人ではないと思いますが、リフレッシュも兼ねて念のため。
付いてる場所は、フューエルデリバリーの端っこ、エンジンオイル給油キャップとオイルレベルゲージの中間辺りです。
これは新品。
純正部品番号はMD320749、7700円ぐらいでした。
上下2箇所がボルト(10mm)で止まってるだけ、あとは負圧ホースと、ガソリンを戻すリターンホースが付いてるだけですので、交換作業はイージーです。
ただ、下側のボルトが見えないので、指先の感覚だけでの作業になります。まあ、このクルマではいつものことですが。
それと、
このリターンホースのクランプ、プライヤーで挟んで緩めるんですが、もともとの向きによっては、プライヤーを入れるスペースがありません。
小型のラジオペンチ辺りでやるしかないかも?
オイルレベルゲージがあと5mm上にズレてれば問題ないんですけど~
ホント、このクルマはこんなのばっかですね!
なんとか外れました。
内圧を抜いたと言っても、リターンホースと、ここからはガソリンが少しは垂れてきますから、ウェスを敷いておきましょう。
新旧フューエルプレッシャーレギュレーター。べつにこわれやすいパーツではないですが、14万キロオーバーですので。
さっさと取り付けます。
下側のボルトは、面倒がらずに指先で奥まで締めてから、ソケットレンチを使いましょう。
面倒だからと、ソケットレンチでいきなり締めるとナメちゃうかもしれません。
ついでに負圧ホースも交換しときます。280円ですし。
さて、組付けが終わったらキーをON、燃料ポンプを作動させてガソリン漏れがないかどうかチェックします。
そしてエンジンスタート、再度漏れをチェック。
作業そのものは、30分も掛からないぐらい簡単ですが、ガソリン周りの作業になりますので、細心の注意を払って行ってください。私はこれでクルマを燃やした人を知ってます。
作業後の結果
結果からいうと、完治しませんでした、以上。(サラっと)
まあ、これじゃないと思ってましたからね。むしろこのレギュレーターの負圧ホースとサージタンクの間にあるソレノイドバルブがよっぽど怪しいです。
数日後にはパーツが届きますから、またリポートします。