ホントはですね。
こんなケミカル類をジャブジャブ入れてないで、とっととエンジンをオーバーホールすべきなんですよ。
しかしエンジンOHするんだったら、とうぜんクラッチやフロントLSDも同時にオーバーホールしたいし、ミッションだってシンクロくらいは交換したい。
そうなると、カルく100万円コース。
ちょっとまだ動けないですよ。
というワケで。
またもや対処療法というか、もはや民間療法かも?のリフレッシュ系のケミカル投入。
まあ民間療法といっても、鍼とかはマジに効きますからね。
腰痛持ちの私なんか、鍼治療の常連ですよ。
前回の吸気系パーツのク-ニング&リフレッシュ、ワコーズRECSのNUTECバーション、NC-121が、予想外に効果絶大。
それに気を良くして、ニューテックの隠しアイテム第2弾を購入。
NC-221・スラッジリムーバー&フューエルブーストの投入です。
NUTEC(ニューテック)・NC-221
またまた、ニューテックの公式サイトには掲載がない、店舗施工専用の隠しアイテム。
いや、NC-220っていう製品はあるんですよ。
サブタイトルも、”スラッジリムーバー&フューエルブースト”と、まったく同じ。
いったいドコが違うのか、このNC-221。
NC-221って、下一桁を一個進めたネーミング、いかにもそそるじゃないですか。
GTに対してのGT-R。Type-SとType-R。B16Aに対してB16B。
まあよくわかりませんが、とにかく効きがすごそう。
あと価格も、NC-220が1600円、NC-221は2860円と高い。
内容量は250ml。
使用方法は、ガソリンタンクに入れるだけ。
ガソリン30Lに対して、100cc。
タンクが半分以下の時に170ccぐらいNC-221を先に入れて、給油してガソリン満タンにすれば、よく混ざってイイかと。
そしてメーターで半分近くにガソリン減ったら、残りの80ccを入れてガソリンまた満タン。
効果のインプレ
さて、体感できるほどの効果、はたして表れたでしょうか?
ここからのインプレ、前回のインジェクター交換と合わせておこないます。
このNC-221を入れてる時にインジェクター交換作業をやったので、あらわれた効果がどっちによるものか区別つかないので。
まず最初の変化。
アイドリングがまた上がりました。
吸気系クリーニングのNC-121施工後に、すでに200rpmほど上がってたアイドリングが、さらにプラス200rpmほど上がって、1200rpmぐらいでアイドリングしてます。
NC-121施工でアイドリングが上がる理由は分かるんですが、今回の理由は何なんでしょうか?
デリバリーまでの燃料供給量が増えて(もとに戻って)燃圧がアップすると、アイドリングって上がるものなんでしょうか?
インジェクターの霧化がキレイになると、アイドリングって上がるのでしょうか?
ちょっと良くわかりませんが、とにかくISCバルブでの調整幅を超えてるのは確実。
なのでまた、アイドリングアジャストスクリューでイニシャルのバイパス空気量を調整します。
アイドリング回転数を800rpmちょい上ぐらいに落として、しばらく走ってみます。
まずアイドリング時のエンジンの振動が、かなり静かになってます。
そうなんですよね、もともとはこれくらい振動少なかったんですよ。
そしてアクセルのツキが良くなってる。
なんていうか、靴の中で爪先だけ動かすような微妙な踏み方に反応が良い。
それに比例して、トルクが増してるカンジがする。
低回転の負圧領域で、クルマがちゃんと前に出るカンジです。
ブースト掛かってなくても、車体がけっこうキビキビ動く気がする。
まあ、最初はこうだったんですけどね。
低回転時のエンジンレスポンスが良くなると、クルマってこんなに街乗りしやすくなるってのを再確認しました。
ただ最近の街なかの車って、青信号でもアクセル全然踏まない人が多いから、気をつけないと信号でオカマ掘りそうなくらい出足が良くなりました。
そして本題の4000rpmと5000rpmで起きてた息つき、段付き。
息つき自体は、これまでの作業でかなり解消してましたが、今回の燃料系の作業で違和感は完全に解消しました。
まったくストレスなく、7000rpmまで一気にフケていきます。
しかも嬉しいのが、エンジンの回転上昇にクルマの車速が伴ってる感が元に戻ってる。
なんかここ最近は、クラッチのスベリを疑うくらい加速感が薄まってた。
やっぱ、そうとうトルクが落ちてたんだと思います。
燃料が足りてなかったんですかね~
そして数値で見える変化がこれ。
いぜんに、ニューテックのNC-202を施行した時も、圧縮の回復による負圧の増加がありました。
NC-202の施行前は、-40~ー42ぐらい。よくて-43。単位はcmHg
施行後は、-42~ー44ぐらい。施行直後は、-46とか行きましたが。
今は施行してからはもう、2万キロ以上は走ってます。
さすがに効果がなくなる頃ですが、まあまあ保ってはいました。
それがNC-221施工とインジェクター交換のコンボ作業後、-44~ー46に。
新車時の数値に戻ってます。
これはいったいなぜ?
唯一思いつくのは、NC-221の効能の一つ、バルブのかさ部分のカーボンスラッジの除去。
バルブとシートの密着性が回復して、抜けてた圧縮が戻った?
走らせると全体的にトルクが回復してるのがわかりますが、それは圧縮が戻ったのも理由のひとつかも?
アクセル踏むのがこんなに快感なのって、ほんとに久しぶり。
免許があと3枚必要なくらい、ついつい踏みまくってしまいます。
しかし19万キロ間近の私の4G63エンジン。いつまでノンOHでイケるのか?
このパワー感と回転のフィーリングだと、あと10万キロぐらいイケそうなカンジですが。
ムリか。