CT9Aの純正のタイヤ、ホイールのサイズを、簡単な表にして下の方にまとめました。
ボディサイズのアップと共に、タイヤハウスも拡大して、太いタイヤが入るようになったと言われたCT9Aですが、無加工では意外と入りません。
サイズアップした場合の車体との適合(入るのか?とか、当たらないのか?)は、様々な条件で変わります。ざっと挙げても、これだけの条件が関係してきます。
① 車体の個体差。同一車種でも、センチ単位で個体差が出るのは普通。
② 純正形状のショックアブソーバーか、車高調か? 車高調のスプリングの直径は?
③ 車高
④ キャンバーとトー
⑤ 同サイズであっても、タイヤメーカーやモデルによる個体差。これはかなり大きい。
純正のサイズ表
CT9Aの純正タイヤとホイールのスペック表です。
サイズ | 235/45/17 | |
タイヤ幅 | 235mm | |
扁平率 | 45% | |
ホイール | 17 inch inset 38 8J | |
タイヤ外径 | 643mm | |
ハブサイズ | 67mm
P.C.D 114.3mm 5穴 |
ツライチ
国産車のノーマル状態での残念なポイントに、タイヤがボディから奥まってる(引っ込んでいる)というのがあります。
フェンダーとの隙間が大きすぎるのと並んで、国産車のダサく見えるところですよね。
BMWのクルマが、いかにも4輪で地面に踏ん張って見えてカッコイイのは、ツライチとまではいかないですが、かなり張り出したセッティングになってるのが大きいです。
クルマの個体差がありますので、具体的な数字をここで出しても意味がないかも知れないですが、参考までに。
私のエボⅦの場合ですと、タイヤはノーマルサイズの235/45、ホイールのインセットをノーマルの38から20に変更(18mm外に出る)すると、どのブランドのタイヤでも大体ツライチになります。
245/40のタイヤにホイールを8.5~9Jだと、インセットが22です。キャンバーはフロントが3度、リアが2度40分です。タイヤによっては、リアがわずかにハミ出ますので、最近の車検ではアウトの場合があります。
*今年からの改正で、1cm以内のハミ出しはOKになりました。
他のサイズ
CT9Aのタイヤ幅のアップはどうでしょう?
ホイールのインセット次第では、無加工でワンサイズアップの245が入るようです。
さらに、リアフェンダー爪折り加工+引っ張り出し加工、車高調、フロント3度10分以上、リア2度30分以上のキャンバーという条件下で、255まではイケるようです。
ただ、255くらいになってくると車高調の形状に違いによる干渉や、サスペンションのアームとの干渉、インナーフェンダーとの干渉など、様々な不具合が出てきます。ホイールのタイプによっても全然変わってきますし、インセットの選択もシビアです。
タイヤの取り付けに関して
タイヤのホイールへの取り付け作業、そしてホイールを車体に取り付ける作業に、すごく無頓着というか、気にしなさ過ぎな人が時々います。
どちらの作業も、不具合があれば即、命に関わります。
まず、タイヤ交換の作業は専門店で行うのをおすすめします。クルマパーツ量販店やガソリンスタンドですと、経験が浅いどころか、素人そのもののスタッフが作業を行うときがあるので怖すぎます。
新品のタイヤでも、取付時のミスで内部構造にダメージを与えられる可能性があり、もしそうなっても外見からでは分からないです。
ホイールを車体(ハブ)に取り付ける際は、各ナットを少しづつ、対角線上に締めていくのが基本なのは常識です。
これはなるべくハブの中心にホイールの中心が来るように行うのですが、インパクトレンチを使うとどうしても交互に少しづつ締めるという行程が疎かになりがちです。
私はナットを締める時に、インパクトを使うショップには行きません。
CT9Aのハブ径は67mmですが、合わせるホイールのハブ径が同一であることにこだわってます。
社外ホイールは装着の自由度を上げるために、大きめのハブ径になってることが多いですが、これだとハブボルトだけで、ホイールに掛かる荷重をすべて受け止めているような感覚になってしまって、なんか不安になってしまうからです。
ただの思い込みなのは承知なんですが・・・ハブカラーを使う方法もありますが、万一の固着が怖くて使ってません。
ランエボと縁が深いエンケイだと、エボ用に用意されてる思われる67mmのモデルが多いので、ついエンケイ製品の使用が多くなります。